●●●環境対策●●●
【都市型水害の低減】
大規模な屋上緑化により都市全体で雨水の急激な流出を抑えることができます。
土の地面が少なくコンクリートやアスファルト面の多い都市部では、集中豪雨や雨水の急激
な流出による都市型水害がたびたび問題となっています。
地下街や地下鉄に雨水が流れ込むトラブルをニュースで見たこともあるでしょう。
屋上緑化で雨水を一次的に屋上に貯留することで、こういった下水への流出が遅延されて
雨水流抑制効果を発揮し、都市型水害の低減へ繋がるのです。
【空気の浄化効果】
都心部の大気は自動車の排気ガスなどによって汚染が深刻な問題となっています。
この大気汚染の浄化に大きな役割を果たすと期待されているのが都市緑化で、特に屋上緑化
は効果的であるといわれています。
浄化効果には、CO2、NO2、SO2の吸収などに期待が持たれています。
【ヒートアイランド現象】
ヒートアイランド現象とは都市部での気温が郊外に比べて高くなる現象で、大都市において
は特に顕著にあらわれています。
都市部では道路など地面のほとんどがアスファルトやコンクリートで覆われているために、
地面に熱がこもりやすく夜になってもその熱のために気温が下がりにくくなります。
また高層ビルやマンションも多く、それらが海からの風の流れを遮っているために冷却効果
をさまたげています。
このヒートアイランド現象の対策には、屋上緑化が有効といえるでしょう。
植物には蒸散作用等によって気温上昇を抑える効果があり、ヒートアイランド現象の緩和
には緑化の推進が効果的であるとされています。
屋上緑化を行うと植物からの蒸散作用により、周辺の気温を下げる効果があります。
また屋上緑化は遮熱効果もあります。
建物内の熱負荷を低減させることで冷房量を減らす効果もあります。