●●●エコロジー●●●
【省エネルギー効果】
屋上緑化の最大のメリットは、断熱効果による省エネ効果でしょう。
ビルの屋上や住宅の屋根を緑化することで、直射日光から遮るカバーの役目を果たします。
建物への断熱効率が上がって階下の室温が下がりますので、冷暖房効率が改善され消費電力
も低く抑えることが可能になります。
屋上の断熱効果を高めることで、冷暖房エネルギーの消費量とコストを削減するのです。
【二酸化炭素削減】
１９００年代より地球の気温の上昇、温室効果が問題になりはじめ、２１００年には今より
地球の平均気温が２℃上昇すると予測されています。
その影響で海面も今より５０cm高くなると予測され、危具されています。
この原因は大気中の二酸化炭素やメタン・フロンガスなどの温室効果ガスで、中でも二酸化
炭素の影響が大きいようです。
屋上緑化の直接的な効果に、葉緑素を用いた光合成により大気中の二酸化炭素を吸収して
炭水化物に代えると、いうことがあります。
間接的にも屋上緑化の省エネ効果によって、エアコンなどの消費電力を減らすことで二酸化
炭素削減の効果があります。
しかし屋上緑化の導入でプラスチック製品を多用しすぎてしまうと、その製造と廃棄に多く
の二酸化炭素を排出することにもなってしますので、できるだけ環境に優しい工法を計画、
検討する必要があります。
【生態環境の回復】
都市部においても自然との共生力を高め、野鳥や昆虫などの回帰が期待できます。
花や誘鳥木を植栽することで都会に自然を呼び戻すことが可能になります。
本格的な屋上緑化では田植えや収穫などの作業に加え、生物観察などのレクリエーションを
楽しむ生活を享受することもできます。